豊和工業株式会社

株主の皆様へ

株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます。
さて、第184期(2021年4月1日から2021年9月30日)の事業の概況ならびに決算内容を次のとおりご報告いたします。
当上半期における我が国経済は、引き続き世界的な新型コロナウイルス感染症拡大の影響や半導体供給不足等のサプライチェーンを通じた影響があるものの、社会経済活動が徐々に回復傾向にあり、設備投資も持ち直しの動きが見られる中で推移しました。
このような状況のもと、当社グループの業績は前年同期を上回って推移いたしました。
当社グループの事業別の状況は次のとおりです。
工作機械は、コロナ禍の影響で先送りされていた国内自動車メーカーの設備投資が必要最低限にとどまったことから、前年同期に比べ、売上高は11%減の19億2千万円となりました。受注残につきましては、中国を中心に海外向け受注は増加したものの、国内向け受注が減少し11%減の18億8千万円となりました。
空油圧機器は、チャック、シリンダともコロナ禍の影響から回復し、前年同期に比べ、売上高は18%増の8億1千万円となりました。受注残につきましても、チャック、シリンダとも増加し、40%増の3億6千万円となりました。
電子機械は、新通信規格5G関連の需要が増加、増収基調で推移しましたが、新しい会計基準適用の影響により収益認識時期が下期にずれ込んだことから、前期に比べ、売上高は18%減の4億1千万円となりました。受注残につきましては、上記需要増の取込みにより、331%増の15億2千万円と大幅な増加となりました。
この結果、工作機械関連全体としましては、前年同期に比べ、売上高は6%減の31億6千万円となり、受注残は38%増の37億6千万円となりました。
火器は、防衛省向け新小銃(20式5.56mm小銃)の納入が2021年下期からとなるため国内向けは減少しましたが、海外向けスポーツライフルの需要が増加したことにより、前年同期に比べ、売上高は23%増の10億4千万円となりました。受注残につきましても、上記新小銃の受注を開始したことに加えて、海外向けの需要も好調であることから120%増の24億円となりました。
特装車両は、路面清掃車が法改正によるモデルチェンジの影響から減少し、産業用清掃機もコロナ禍の影響により減少したことから、前年同期に比べ、売上高は3%減の10億4千万円となりました。受注残につきましても、前年度の災害からの復旧・復興に係る補正予算が終了したことから路面清掃車が減少し、3%減の14億8千万円となりました。
建材は、防音サッシと一般サッシが増加したため、前年同期に比べ、売上高は23%増の16億5千万円となりました。受注残につきましては、一般サッシ、防水製品は増加したものの防音サッシが大幅に減少したことから、16%減の5億3千万円となりました。
不動産賃貸、鉄鋼など上記以外の事業は、売上高は4%増の16億8千万円となりました。受注残は149%増の6億7千万円となりました。
以上の結果、当上半期は、前年同期に比べ、売上高は3%増の85億9千万円となりました。受注残は41%増の88億6千万円となりました。損益につきましては、経常利益は6億2千万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億2千万円となりました。
今後の当社グループを取り巻く環境につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の防止策を講じ、ワクチン接種も促進される中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって持ち直しの動きが続くことが期待されますが、新型コロナウイルス感染症の今後の動向が経済に与える影響には十分な注意が必要な状況となっております。
このような状況の下、当社グループといたしましては、「企業競争力の強化」と「収益力の抜本的な改善」に取り組む基本方針のもと、2022年4月より開始される次期中期経営計画につきましては、ウィズコロナの社会構造の変化や脱炭素化の流れの加速による経営環境の変化に対応していくため、各事業における現在の立ち位置を再検証し、今後注力すべき分野とその戦略を明確にしつつ、スピード感をもって取り組んでまいる所存です。
株主の皆様には、引き続きご支援ご協力を賜りますようお願い申しあげます。
2021年12月