当社の人材育成方針は、経済情勢、技術革新など著しい企業環境の変化にも柔軟に対応し、会社、職場の方針を理解して新たな価値の創造に向けて行動できる自律した社員を育成することであります。
その要点は、メーカーの生命線である品質を保持し、お客様の今あるニーズにお応えし、変化し続ける社会環境や日進月歩の技術革新に対応し、時流を先読みして明日のニーズを製品に反映させることです。
伝統ある当社のブランドに値する高品質な製品の創出とサービスの提供を行っていくために、先人が築き上げてきた知恵と技術の更なる蓄積に努め、課題や問題点を把握し、その解決を図りながら業務を推進し、付加価値を創造できる能力を備えた“人財”の育成を図っております。
教育訓練は次の3つを柱に展開いたします。
知識や能力(技術・技能・ノウハウ)を職務を通じて教え育成を図る「OJT(職場内教育訓練)」、職務を離れ研修機関における教育を通じて育成を図る「OFF-JT(職場外教育訓練)」、社員自身の成長欲求に基づく「自己啓発(SD)」です。
OJT、OFF-JTはいずれも組織のニーズに直結し、計画的に本人に修得を促すものであるのに対し、自己啓発は社員自らが能力の向上、職域の拡大を図るために目標、方法を定め、自分自身で取り組むものです。
「人=人財」を育て、企業価値の向上を図るために、各職場の管理職には以下の2点を十分に認識させて、それぞれの階層、職能における能力向上に対する意識の醸成と教育風土の充実を図ります。
(1)OJT、OFF-JT、自己啓発を有効に組み合せ、部下の職務能力の拡大と向上に努めること。
(2)管理監督者を始めとする社員全員が、自らの役割を理解し、より高い目標に向かって積極的かつ自律的に自己の能力向上に努めること。
当社は長い歴史の中で、技能の修得・向上を目的とした認定職業訓練校を社内に有しており、階層別教育、職能別教育、社外教育と多彩なカリキュラムを準備して、OJT、OFF-JT、自己啓発を有機的に結びつけ最大の効果をあげることとしております。
当社は、1959年より愛知県知事より認定を受けた職業訓練校を設置しており、これまでに数多くの基幹技能士、監督者を育成し、より良い製品作り反映させてきました。技術・技能を身に付ける職業訓練実習のほかにも、技術・技能の裏付けとなる知識を学ぶ「学科」や、職業人としての自覚と心の成長を促す「人格の育成」にも取り組んでおります。
女性が管理職として能力を発揮できるように育成するために、育児休業後の短時間勤務制度や半日年休制度など就業環境を整備し、行動計画を策定しております。
詳細情報は『女性の活躍推進企業データベース』にてご覧いただけます。