トップメッセージ

印刷をする
代表取締役社長 塚本 高広

株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます。
さて、当社第181期上半期(平成30年4月1日から平成30年9月30日まで)の事業の概況ならびに決算内容を次のとおりご報告いたします。

当上半期における我が国経済は、企業収益や雇用情勢の改善が進み、企業の設備投資が増加し個人消費も持ち直すなど、緩やかな回復基調にありましたが、世界経済は、主要国における貿易摩擦の懸念等、先行きの不安感が払拭できない状況で推移しました。

こうした状況のもと、当社では顧客のニーズに的確に応える営業活動を展開し、業務の効率化、生産性の向上に取り組んだ結果、主力である工作機械の業績が回復し、売上げ、利益とも前年同期を上回り、黒字を計上することができました。

当社グループの事業別の状況は次のとおりです。

工作機械は、専用工作機ラインの主要顧客である自動車業界の設備投資需要が伸びたことから、売上げは、前年同期に比べ30%増の37億2千万円となりました。受注残につきましても、33%増の49億4千万円となりました。
空油圧機器は、チャック、シリンダとも顧客である旋盤メーカーや半導体・電子部品業界が好調であることから、売上げは、前年同期に比べ5%増の11億2千万円となりました。受注残につきましても、80%増の6億4千万円となりました。
電子機械も含めた工作機械関連全体としましては、売上げは、前年同期に比べ18%増の48億7千万円となり、受注残も53%増の62億1千万円となりました。

火器は、防衛省向け小銃の調達が減少し、売上げは、前年同期に比べ5%減の12億8千万円となりました。受注残につきましては、防衛省向け迫撃砲などの装備品の受注が増加し、また、海外向け猟用ライフルの市況が回復基調にあることなどから、7%増の14億6千万円となりました。

特装車両は、昨年度は路面清掃車のベースとなるトラックの新しい排気ガス規制の影響による駆け込み需要がありましたが、当上半期はその反動に加え、官公庁向けの路面清掃車が、通年で下期に偏る売上げ見込みとなることなどから販売台数が減少し、売上げは、前年同期に比べ19%減の7億1千万円となりました。受注残につきましては、路面清掃車の受注が回復傾向にあることなどから、9%増の8億8千万円となりました。

建材は、防音サッシは前年同期に比べほぼ横這いだったものの一般サッシの受注が好調だったことから、売上げは、前年同期に比べ9%増の12億4千万円となりました。受注残につきましても、一般サッシの受注が引き続き好調に推移し、45%増の3億7千万円となりました。

不動産賃貸、鉄鋼など上記以外の事業は、前年同期に比べ、売上げは、17%増の19億9千万円となり、受注残も15%増の4億1千万円となりました。

以上の結果、当上半期は、前年同期に比べ、売上げは、9%増の101億円となり、受注残も36%増の93億6千万円となりました。損益につきましては、経常利益は3億3千万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億8千万円となりました。

今後につきましては、国内の景気は引き続き緩やかな回復基調が続くと予想されていますが、米国や中国といった大国の政策の影響が懸念され、海外経済の不確実性は高まっており、先行きの不透明感が増しております。
当社グループとしましては、新製品の投入や、新規顧客の開拓、海外子会社を含めたグローバル化の推進等で販売力を向上させるとともに、製品のモジュール化・標準化やシステム改善など、より効率的な生産体制の構築を推進し、企業体質の強化と収益力の向上に全力で取り組んでまいる所存です。

なお、当期の中間配当につきましては、誠に申し訳なく存じますが、実施を見送らせていただくことといたしました。何卒ご了承賜りますようお願い申しあげます。
グループ一丸となって、業績の向上に努めてまいりますので、株主の皆様には、引き続きご支援ご協力を賜りますようお願い申しあげます。

平成30年12月

代表取締役社長 塚本 高広