トップメッセージ

印刷をする
代表取締役社長 塚本 高広

株主の皆様には日ごろより格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます。平成29年3月期決算の業績および今後の見通しについてご説明させていただきます。

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和政策の効果を背景に、緩やかな回復基調にあるものの、中国経済の減速、英国のEU離脱、米国新大統領就任などによる海外経済の不確実性の高まりから、依然として不透明感が広がる中で推移しました。
このような状況のもと、当社グループでは「市場・お客様第一志向」を掲げ、企業競争力の強化と収益力の向上に取り組んでまいりましたが、主力事業である工作機械をはじめ、火器事業、建材事業での大幅な売上げの減少により、前期に続き赤字を計上することとなりました。

当社グループの事業別の状況は次のとおりです。

工作機械は、小型汎用工作機械が更新需要により増加しましたが、自動車業界向け専用工作機ラインの設備投資が減少したことから、前期に比べ、売上げは24%減の51億8千万円となりました。受注残につきましては、自動車業界向け専用工作機械が減少したものの、小型汎用工作機械が増加したことにより、3%増の21億4千万円となりました。
空油圧機器は、シリンダの海外向けが増加したものの、旋盤の需要減によりチャックが減少したことで、前期に比べ、売上げは7%減の19億円となりましたが、受注残につきましてはシリンダが増加したことで10%増の3億1千万円となりました。
電子機械を含めた工作機械関連全体としましては、前期に比べ、売上げは19%減の77億1千万円となり、受注残につきましても、6%減の26億3千万円となりました。

火器は、防衛省向けの小銃等装備品や補給品が減少し、海外向け猟銃についても数量の減少に加え為替の影響を受けたことから、前期に比べ、売上げは25%減の33億1千万円となり、受注残につきましても、14%減の18億4千万円となりました。
特装車両は、道路修繕工事業界向け路面清掃車の買換え需要に一服感があることから、前期に比べ、売上げは1%減の21億2千万円となり、受注残につきましても、28%減の2億8千万円となりました。

建材は、一般サッシ、防音サッシとも減少したことから、前期に比べ、売上げは15%減の19億8千万円となり、受注残につきましても49%減の1億3千万円となりました。

不動産賃貸、鉄鋼など上記以外の事業は、前期に比べ、売上げは11%減の33億7千万円となり、受注残につきましては、10%減の1億6千万円となりました。

以上の結果、当連結会計年度は、前期に比べ、売上げは17%減の185億円となり、受注残につきましても、12%減の50億6千万円となりました。
損益につきましては、工作機械、火器、建材の大幅減収による利益減、操業度の低下により、経常損失は、3億8千万円となりました。
また、特別損失で減損損失を計上したことに加え、繰延税金資産の取り崩しに伴う法人税等調整額の増加により、親会社株主に帰属する当期純損失は6億2千万円となりました。

今後につきましては、国内景気は雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで緩やかな回復が期待できるものの、米国新政権の政策運営、中国経済の動向、英国のEU離脱に係る諸問題等のリスク要因も多く、海外経済の動向には充分注意を払う必要があります。
このような状況のもと、当社グループといたしましては、市場動向を見極めながら積極的な営業活動を展開して売上げの拡大を図るとともに、顧客のニーズに応えることのできる製品の開発と効率のよい生産体制の確立に取り組んでまいります。
また、収益性の改善に向けた各事業の再構築を図るために、設計の標準化やコストダウンなど中期経営計画のアクションプランを確実に実行し結果を出すべく全力を挙げてまいる所存です。
株主の皆様には、今後とも一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申しあげます。

平成29年6月

代表取締役社長 塚本 高広